皆んなで平和について考えました!!

クローバー春日

 今年は終戦から79年が経ちます。今となっては当たり前のように感じる平和ですが、世界に目を向けてみると戦争は絶えることなく起こっています。

…っと言う事で、クローバー春日では、今年も子ども達とスタッフが一緒に一緒に平和について考えるプログラムを実施しました。

 8月16日には、平和を考え子ども達に、戦争は「国と国が喧嘩をして、お互いの国の人を殺しあうこと」そして、終戦記念日は、「たくさん人が死んでしまって、もう戦争はやめると約束した日」と説明させて頂きました。

 戦争について話す目的は、子ども達が「戦争が恐ろしく悲しいものであること」を理解し「平和を大切にする」という気持ちをもてるようにすることです。

 そして、子ども達が住む八尾市でも、戦争の悲しい歴史がありました。

 子ども達に、その事を実感して頂くため、今年も安中老人福祉センターの駐車場の片隅にある追悼の石碑に行って来ました。

 昭和202月に、クローバー春日からも近い安中町に爆弾が落とされ、14人もの人が一瞬にして亡くなってしまう大きな被害となりました。

 日頃は元気いっぱいの子ども達ですが、この時ばかりは、神妙な面持ちで「被爆地」と刻まれた石碑の説明を聞いてくれました。

 また、今年は、はくとう春日デイサービスセンターをご利用のおじいちゃん、おばあちゃんの戦争体験を聞かせて頂く機会も設けさせ頂きました。

 先ずは、クローバー春日に帰ってからは、平和 紙芝居「のばら(小川未明 原作/堀尾青史 脚本/桜井誠 絵)」を観て頂きました。

 人と人とのつながりや未来を奪っていく戦争への怒りと悲しみ、平和への願いがこめられた紙芝居です。 

 紙芝居の後は、おじいちゃん、おばあちゃんのお話しを聴かせて頂きました。

 食べ物のこと、おじいちゃん、おばあちゃんのお父さんやお兄さんたちが兵隊さんになって戦いに行ってしまうこと、家族や友だちが死んでしまうかもしれないことなど、子どもの目線での戦時生活が伝わるよう、優しくお話しして頂き、何時もは元気いっぱいの子ども達も、この日ばかりは、真剣な表情でお話しを聞いていました。

 命の大切さや平和ってどんなことかを、子どもたちと一緒に考えながら、「今当たり前のようにできていることが本当に幸せなことなのだ」ということを一緒に改めて感じられる日となりました。また、この幸せな日々が続くように自分たちには何ができるのか?を考えるきっかけともなりました。

 これからも、今ある生活に感謝し、日々の生活を大切にしてくれればいいなっと思います。