旧家で暖家(あったか)体験をして来ました!!
今年の冬は例年以上に厳しい寒さが続いて、「いったいいつまでこの寒さは続くの?」という声を多く耳にしました。
立春も過ぎた2月24日の天皇誕生日の振り替え休日も、強い寒気の影響で、薄っすらと雪が残る厳しい寒さ!
こんな日は、ホッコリ暖かくして過ごしたい!
…っという事で、「旧家で暖家(あったか)支援」企画を開催中の「安中新田会所跡 旧植田家住宅へ施設訪問をさせていただきました。
先ずは、初訪問のお友達もいるので、施設見学!
初めて旧家を訪れた子は、歴史を感じる建物名から、どんな場所なのだろう…興味津々! 旧植田家住宅は、八尾市指定文化財と国登録有形文化財に登録されており、今に残る数少ない会所跡だそうで
どんな歴史を持つ建物かというと、江戸時代に行われた大和川の付け替え工事の際に開発された安中新田の会所(事務所や集会場に使われていた場所)として建造され、開発後は新田の支配人をしていた植田家が会所を継承し、住居としたそう。
江戸時代に会所として使われていた建物がのちに植田家の住宅となり、明治・大正時代と建物の増設がされているため、時代ごとに生活や民家の変化を感じることができ先ずョ!
見学の後は、主屋に置かれた炬燵に足を入れ、ホッコリ!
身体も気持ちもほっこりと温かくしてくれる炬燵。
足元や下半身を温める事で血流がよくなり、まったりした、ゆっくりとくつろげるのもこたつの良いところ。
また、お友達と、色んな話をしながら炬燵を囲むみんなで囲めばほっこりと気持ち的にも暖かくしてくれるホットな暖房器具です。
大正時代の双六(すごろく)を楽しんだり…
トランプ遊びをしたり…
お!こちらでは、白熱した将棋対決ですネ
皆んな、思い思いに炬燵でので、「旧家で暖家支援」を楽しめたようです。
炬燵の他にも旧植田家住宅のスタッフの方のお誘いで、火鉢も体験させて頂きました。
子ども達は、火鉢全体がじんわりと熱をもち、想像以上に暖かいことにとても驚いていましたョ。
両手で火鉢を抱えるようにして抱きながら「本当に暖かいネ〜!」
…そして、もう一つサプライズが!
なんと、「七輪」で焙煎した珈琲豆を「石臼」で挽いたいれたての石臼珈琲と七輪で炙った干し芋をご馳走して頂きました。
旧植田家住宅の学芸員、スタッフの皆さん、八尾の歴史を学びつつ、昔の冬の住いを感じられるとともに、身も心もあったかくなる体験、本当に有り難うございました。
クローバー春日では、今後とも、地域の人々が受け継いできた文化財や年中行事に関心をもち、見学や体験を通し、子ども達が、これらへの愛着を持って頂けるよう、プログラムの工夫をして行きたいと考えています。