和菓子の日に、歴史ある「わらび餅」を作りました!!

クローバー春日

6月16日は「和菓子の日」です。 1979年(昭和54年)に全国和菓子協会が制定しました。かつて菓子を食べ、厄除けと招福を願う嘉祥という行事がありました。仁明天皇がお菓子などをお供えして、病気がなくなり、健康で幸せに暮らせるように祈ったというのが由来とされています。嘉祥は明治時代に廃れましたが、1979年(昭和54年)に「和菓子の日」として蘇りました。

夏に人気の和菓子と言えば、やっぱり「わらび餅」!

…っと言う事で、この日のクローバー春日のクッキング(食育)・プログラムは「わらび餅作り」です。

今回のプログラムの目標は…

◯いろいろな料理に出会い、発見を楽しんだり、考えたりし、様々な文化に気づく

◯地域で培われた食文化を体験し、郷土への関心を持つ

◯食習慣、マナーを身につける

…です。

醍醐天皇(在位897~930)が好んだお菓子でわらび餅に「太夫」の称号を与えたという記録が残っています。また、江戸時代でもわらび粉は貴重なものとされ、林羅山の「丙辰紀行」(1616)によると、東海道の日坂の宿の名物のわらび餅は葛粉を混ぜたものだったそうです。わらび餅は古くから日本人に愛されてきた和菓子です。

それでは、let’s cooking!

先ずは、

わらび餅粉と水を混ぜ、火にかけます。

白っぽい液体が透明になるまで、混ぜ混ぜ!

「牛乳みたい」と言いながらこれが餅のようになるのか不思議そう。

みんなで餅になるように願いながら順番に混ぜていきました。

(底の方から固まってくるので、へらでなべ底からまぜますョ〜)

タッパーを濡らして透明の液を入れます。

(わらび餅が容器に引っ付くのを防ぐためです)

粗熱が取れたら、冷蔵庫で冷やします。

冷やしたわらび餅を包丁で食べやすい大きさに切り、黄な粉をまぶして、完成!

「粘土みたい」「スライムみたい」「ぷるぷるしていてプリンみたい」

黒蜜をかけて食べても美味しいですネ

子どもたちは「つめたくておいしい~」っと大満足!

あっという間に完食し、ちょっとお行儀が悪いけど、お皿についてるきなこや黒蜜をなめる子もいます(笑)はじめて目にする食べ物や、苦手な食べ物を食べさせようとしても上手くいかないことが多いです。そのため、クローバー春日ではいろいろな食材にチャレンジできるよう工夫しています。