平和について、考える日となりました!!
8月15日は「終戦の日」
今年は終戦から80年が経ちます。
今となっては当たり前のように感じる平和ですが、世界に目を向けてみるとウクライナやガザなど、戦争は絶えることなく起こっています。
…っと言う事で、クローバー春日では、今年も子ども達とスタッフが一緒に、平和について考えるプログラムを実施しました。
子ども達には、戦争は「国と国が喧嘩をして、お互いの国の人を殺しあうこと」そして、終戦記念日は、「たくさん人が死んでしまって、もう戦争はやめると約束した日」と説明させて頂きました。
戦争について話す目的は、子ども達が「戦争が恐ろしく悲しいものであること」を理解し「平和を大切にする」という気持ちをもてるようにすることです。
そして、子ども達が住む八尾市でも、戦争の悲しい歴史がありました。
子ども達に、その事を実感して頂くため、今年も安中老人福祉センターの駐車場の片隅にある追悼の石碑に行って来ました。
昭和20年2月に、クローバー春日からも近い安中町に爆弾が落とされ、14人もの人が一瞬にして亡くなってしまう大きな被害となりました。
日頃は元気いっぱいの子ども達ですが、この時ばかりは、神妙な面持ちで「被爆地」と刻まれた石碑の説明を聞いてくれました。
その後、八尾市役所正面にある平和モニュメント『光の道しるべ』も、チラッと観てきました。
八尾市の平和のシンボルとして、夢と希望を育む心、そして未来を創造する若い力と強い意志が、平和と繁栄を願う「光の道しるべ」となることを願って、設置されたそうです。
クローバー春日に戻り、戦争童話集「凧になったお母さん」を観て頂きました。
…昭和20年夏、B29が落とした焼夷弾(しょういだん)、街を火の海に変えてしまいました。逃げ惑う人々・・・そんな中、カッちゃんはお母さんに連れられなんとか近くの公園に避難することができました。
しかし、火は次第にふたりに忍び寄り、カッちゃんの体は熱さでカラカラに。「熱いよう」と訴えて意識を失うカッちゃん。
お母さんは、自分の体から出る汗や涙でカッちゃんの体を潤してあげるのですが、体中の水分をすべて与えきったお母さんは…
また、今年は、はくとう春日デイサービスセンターをご利用のおじいちゃん、おばあちゃんの戦争体験を聞かせて頂く機会も設けさせ頂きました。
食べ物のこと、おじいちゃん、おばあちゃんのお父さんやお兄さんたちが兵隊さんになって戦いに行ってしまうこと、家族や友だちが死んでしまうかもしれないことなど、子どもの目線での戦時生活が伝わるよう、優しくお話しして頂き、何時もは元気いっぱいの子ども達も、この日ばかりは、真剣な表情でお話しを聞いていました。
戦後80年目の「終戦の日」。
命の大切さや平和ってどんなことかを、子どもたちと一緒に考えながら、「今当たり前のようにできていることが本当に幸せなことなのだ」ということを一緒に改めて感じられる日となりました。
また、この幸せな日々が続くように自分たちには何ができるのか?を考えるきっかけともなりました。
これからも、今ある生活に感謝し、日々の生活を大切にしてくれればいいなっと思います。